機能説明説明

<<わらしべの機能についてご説明します>>

1.「わらしべ」には、以下のファイル、フォルダーが必要です。

1)わらしべVx.xx  「わらしべ」本体です。
2)設定情報      わらしべVx.xxと同じフォルダー内においてください。
3)銘柄情報      わらしべVx.xxと同じフォルダー内においてください。
4)日別銘柄別株価累積 わらしべVx.xxと同じフォルダー内においてください。
5)取引明細      わらしべVx.xxと同じフォルダー内においてください。
6)ILink(雛形).html  わらしべVx.xxと同じフォルダー内においてください。

2.「わらしべ」のおもな機能

1)当ソフトウェア開発の当初の目的でもある、株価データを累積機能について

 「わらしべ」は、複数のファイルファーマットの日次株価データを読み込み、株価データベースに累積する事ができます。また、複数日分の株価データを連続して読み込む機能もあります。

2007年11月現在での対応データは以下の通りです。
「無尽蔵」株価情報(無料)。
DATA-GET.COM(http://www.data-get.com/)の株価データ(年9400円)

 
2)1)で累積した日次データを利用して、株価分析を行います。

A.株価チャート表示

 ローソク足、出来高、移動平均、乖離率、RSI、RCI、サイコロジカル、逆ウォッチ曲線、カギ足、一目均衡表を同時に表示します。また、日足、週足を切り替えて表示可能です。

B.株価表示

 過去2000日間の株価、前日比、出来高が表示可能です。

C.日次分析

 データベース最終更新日において、登録されている全銘柄について当日の分析結果ファイルに出力します。
また、大商い、値上がり率、値下がり率、出来高急騰の各銘柄を上位20銘柄を抽出し、分析結果ファイルに出力します。
分析結果ファイルは、「わらしべ」の分析結果ウィンドウに表示され、ダブルクリックでチャート表示可能です。

D.過去分析

 データベースの最終更新日から過去30日間を対象として、値上がり銘柄、値下がり銘柄を検索します。過去データから、株価上昇、株価下降のパターンを見ることができます。

E.銘柄検索

 毎日の株価分析結果を条件指定により銘柄抽出を行うことが出来ます。また、複数検索機能により、過去の分析結果を一括で検索し、条件の有効性を検証することが出来ます。

F.市場モニター

 登録全銘柄の、増減率、乖離率、RCIの日足、週足の情報を色の濃淡で視覚的に確認出来ます。

3)株式売買・持高管理

A.株式の売買取引の入力

 株式の売買取引をデータベースに蓄えることができます。入力したデータは、一覧表示で確認することが可能です。また、売買入力時に手数料などの簡易計算機能があります。

B.当日までの利益額集計

 A.で入力した売買取引より、持ち株残高を計算し、当日の終値での売却額を自動計算することにより、本日までの投資実績がわかります。当日の取引が無い場合は、直近の終値で計算します。
 また、空売りを登録した場合(利益額集計時に手持ち株数がマイナスになる銘柄)については、暫定的に当日終値で買い計算を行います。この際の購入額は通常の株式購入時の損益計算を使用します。

3.メニューの説明

1)アプリケーションメニュー

A.『わらしべ』について・・・

 ユーザーIDやバージョンの確認ができます。

B.環境設定

●お知らせ自動チェック設定

 わらしべ起動時に「わらしべユーザー専用ホームページ」の更新状況の自動チェックを行うかどうかの設定を行います。「起動時にお知らせをチェックする」にチェックをつけておくと、毎回「わらしべ」を起動する際に、「わらしべユーザー専用ホームページ」の更新状況をチェックし、更新がある場合はブラウザーを起動し「わらしべユーザー専用ホームページ」を表示します。(この機能をご利用になるためには、インターネットへの常時接続が必要です)

●陰線・陽線・出来高の色設定

 チャート表示時等の表示色を任意に設定できます。

●FileVault(ホームフォルダの暗号化使用時)

 FileVault機能を有効にした、ホームフォルダー内で「わらしべ」を利用する場合には、「ホームフォルダ名」を設定してください。設定がない場合は、インターネットリンク機能が正常に動作しません。
 FileVault機能を有効にしている場合でも、ホームフォルダー以外で「わらしべ」を運用する場合は特に設定は不要です。

C.終了

 「わらしべ」を終了します。

2)ファイルメニュー

A.インポート

 日次株価データをデータベースに累積します。入力可能なファイル形式は付録「01.データ形式」を参照。

B.全てインポート

 ファイルを一つ選択するだけで、そのフォルダー内の株価データを全てインポートします。初期環境構築時の株価データインポートなどにご利用ください。
 インポートファイルの対象になるのは、ファイル名が以下のいずれかに該当するものです。
「Wxxxxxx」(株勝形式東証)
「Nxxxxxx」(株勝形式店頭)
「東証*」(わらしべ過去データ形式)
「大証*」(わらしべ過去データ形式)
「株価DEL*」(わらしべエクスポート形式)

C.インポート+日次分析

 インポート処理に続いて日次分析までを一括処理します(多少時間がかかります)
また、DBに東証および店頭(その他)が登録されているときは、WxxxxxxまたはNxxxxxxのどちらかを指定すれば、自動的に両方のファイルをインポートします。このとき、両ファイルを同一フォルダー内におく必要がありますので注意してください。

D.エクスポート

 選択した銘柄の日次データをDEL形式で出力します。DEL形式については補足説明2を参照。


E.分析結果ファイル指定

 日次分析結果、過去分析結果を指定します。ここで指定した結果ファイルの内容が分析結果ウィンドウに表示されます。
 また、「日次分析YYYYMMDD」の代わりに、今回添付の「日次分析 一括指定」ファイルを日次分析ファイルのあるフォルダーにコピーし、そのファイルを指定することで、フォルダー内のすべての日次分析ファイルを一括抽出する事が可能です。抽出結果は、「検索結果」として保存されます。

F.テキスト出力

 各画面をテキストファイルとして保存します。
 保存可能な画面は、分析結果−銘柄別(日足)、分析結果−銘柄別(週足)、分析結果−ベスト、過去分析−ベスト、取引一覧/訂正、集 計、複数検索結果
 使用方法は、メニューより各機能を選択し、ウィンドウが表示されたら、ファイルメニューより、テキスト出力を選択します。上記ウィンドウが表示されていないときは、テキスト出力は選択できません。出力ファイル名には「.TXT」が追加されます。
 なお、銘柄別(日足)、分析結果−銘柄別(週足)で銘柄抽出が行われている場合には、抽出対象銘柄のみが出力されます。

G.抽出条件読込

 日次分析結果から、条件抽出を行う場合のパラメータファイルを読み込みます。 

H.抽出条件書込

 作成した抽出条件に名前を付けて保存します。

I.複数検索結果ファイル指定

 複数検索結果ファイルを指定します。ここで指定した結果ファイルの内容が複数検索結果ウィンドウに表示されます。

J.DB情報

 データベースに登録されている銘柄数が表示されます。また、高株価銘柄の補正情報が表示されます。

K.オプション初期化

 下記5)−D.で登録するユーザーオプションをすべて初期化します。また、チャートウィンドウ、株価ウインドウ、逆ウォッチウィンドウ、及び、カギ足ウインドウの表示位置、サイズを現在ご使用のディスプレイサイズに自動調整します。
 初期設定は、13インチモードに設定されています。「わらしべ」を快適にご使用いただくためには、19インチモード以上をお勧めします。

L.取引明細初期化

 下記6)で登録する売買取引をすべて初期化します。

3)編集メニュー

 一般的なコピー&ペーストなどが、他のアプリケーションとの間で行えます。対象は、入力エリアです。

4)分析メニュー

 日次分析、過去分析の実行および、分析結果を表示します。表示ウィンドウからは、ダブルクリックで即、チャート表示が可能です。

A.日次分析実行

 株価データベースの最終更新日を基準日として、日次分析を行い日次分析ファイルに出力します。分析結果ファイルはバイナリー形式ですので通常のエディターでは開けません。日次分析では日足、週足の各指標を全銘柄、また、ベスト20指標(4種類)を作成します。
 日次分析は、インポート処理に続いて一括処理を行うことが可能です。1)−bに従ってください。
 また、日次分析ファイルのファイル名指定時にファイル名の日付部分を変更すると、任意の基準日で日次分析を行うことが出来ます。
 例: 日次分析20020822 を 日次分析20020815に変更すると、8月15日の日次分析を行えます。

B.分析結果−銘柄別(日足)

 A.で分析した日足分析結果を表示します。ウィンドウからはダブルクリックでチャート表示可能です。
 また、E.で銘柄抽出を実行した後は、該当銘柄がピンク色で表示されます。
 2)−Eで日次分析結果ファイルが指定されていることが必要です。

C.分析結果−銘柄別(週足)

 A.で分析した週足分析結果を表示します。操作はB.日足と同じです。

D.市場モニター

 A.で作成した日次分析ファイルから、増減率、乖離率、RCIの状態を色で表示します。
    市場全体の状態を一目(赤・青の色と、濃さ)で確認できます。
    各指標は日足、週足の2種類選択できます。

株価増減率・・・ -10%以下を赤〜+10%以上を青の段階で表示。
赤が濃いほど強気(値上がり率が大きい)で、青が濃いほど弱気(値下がり率が大きい)です。
株価乖離率・・・ -10%以下を赤〜+10%以上を青の段階で表示。
期間は日足:25日、週足:13週平均線との乖離率を使用。
一般に赤が濃い方が買い(-乖離)、青が濃い方が売り(+乖離)です。
RCI  ・・・ RCIが上昇中の場合は、−100%を赤〜+100%を白の段階で表示。
RCIが下降中の場合は、+100%を青〜−100%を白の段階で表示。
期間は日足:9日RCI、週足:5週RCIを使用。
RCIは一般的に低い位置(−100%)からの上昇反転が買い、高い位置(+100%)からの下降反転は売りタイミングと言われています。

E.銘柄抽出実行

 A.で作成した日次分析ファイルから、各種指標の状態を指定して銘柄を絞り込みます。
 作成したパラメータは、2)−Hで条件ファイルに保存可能です。また、2)−Gにより条件ファイルを読み込むことも可能です。また、同一フォルダー内の全日次分析ファイルを一括して銘柄抽出し、複数検索結果ファイルに検索日と銘柄名を出力します。
 G.の複数検索結果検証を実行することにより、抽出条件の有効性を検証出来ます。

 詳し条件指定方法は、「抽出条件の作成方法」、「複数検索について」をご参照ください。2)−Eで日次分析結果ファイルが指定されていることが必要です。

F.抽出結果チャート表示...

 上記E.銘柄抽出実行で検索された銘柄を、一覧でチャート表示します。表示された銘柄はダブルクリックすることで、通常チャートの表示も可能です。また、下記G.で複数検索結果検証実行を行った後は、検証結果について、一覧でチャート表示が可能です。
 画面上の操作については、「5)チャートメニュー」の「D.ユーザーオプション一覧」をご参照ねがいます。

G.複数検索結果検証実行

 上記E.銘柄抽出実行で複数検索を行った対象銘柄の有効性を検証します。検証方法は、抽出された日付を基準にそれ以後60営業日以内で最高どれだけの利益率があったかを検証します。買い抽出条件の場合は、検索日の終値から1割安で、売り抽出条件の場合は、検索日の終値から1割高で損切りを行います。

H.複数検索結果表示

 複数検索結果ファイルの内容を表示します。H.複数検索結果検証実行を行った場合には、見出し部に、勝ち(2割以上の利益があったもの)、負け(利益率がマイナスとなったもの)、分け(それ以外)の銘柄数と、検索対象全銘柄の平均利回り、平均利益率を表示します。
 各銘柄をダブルクリックすると、チャートを表示します。チャート上には、検索対象日及び検証での売買日に赤と緑の縦線が表示されます(週足表示でご覧ください)。

I.分析結果−ベスト

 日次分析で行ったベスト20銘柄を表示します。スクロールバーで指標が切り替わります。
 2)−Eで日次分析結果ファイルが指定されていることが必要です。

J.過去分析実行

 本日からさかのぼって過去30日間の値上がり率、値下がり率上位20を銘柄検索し、過去分析ファイルを出力します。過去分析ファイルもバイナリー形式ですので通常のエディターでは開けません。

K.過去分析−ベスト

 過去分析で行ったベスト20銘柄を表示します。スクロールバーで指標が切り替わります。2)−Eで過去分析結果ファイルが指定されていることが必要です。

5)チャートメニュー

 銘柄を選択して、チャートを表示します。

 マークボタンで、注目銘柄にマークを付ける(赤く表示される)ことが出来ます。マークした銘柄は、抽出ボタンを押すごとに、銘柄コード順に選択されていきます。マークを解除するには、その銘柄を選択後、クリアボタンをおしてください。
 通常、銘柄選択メニューには、業種別のボタン2列とユーザーオプションで登録した15銘柄(1列)の計3列が表示されていますが、左上に「>>」ボタンを押すことにより業種別のボタン2列に替わって、ユーザーオプションで登録した45銘柄(3列)が表示されます。再度「<<」ボタンを押すことにより、元の状態に戻すことができます。
 ボタンの状況は、「わらしべ」終了時に保存されますので、次回起動時は終了時の状態が表示されます。

A.株価チャート(日足)

 選択した銘柄について、4つのウィンドウで日足株価情報を表示します。

A)株価チャートウインドウ

 ローソク足、出来高、移動平均、乖離率、ボリンジャー・バンド、RSI、RCI、サイコロジカルを表示します。ボリンジャー・バンドは25日と13週移動平均線に対して2標準偏差を表示します。
 また、E.のユーザーオプションの買い株価を入力しておけば、利食い可能ラインを表示します。
 チャートは最大過去500日まで表示可能です。<−−ボタンにより一画面の表示日数を変更することが可能です。また、水平スクロールボタンにより表示期間を移動できます。
 ウインドウサイズを変更することで、拡大、縮小表示が可能です。
 垂直スクロールバーで上下のチャート表示比率を変更できます。
 日足、週足切り替えボタンにより、表示を切り替えることができます。
 平均、一目切り替えボタンにより、移動平均もしくは一目均衡表の切り替えを行います。
 一目均衡表は、転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2、遅行線を表示します。

B)株価ウインドウ

 最大過去500日の4本値、前日比、及び、出来高を数字で表示します。
 垂直スクロールボタンで表示期間を移動できます。
 ウインドウサイズは変更できません。
 画面占有面積を少なくするため、株価、出来高の桁数を減らしました。銘柄名の後に*が表示されている銘柄は、株価は千円単位、出来高は1株単位です。その他は、株価1円単位、出来高千株単位です。


C)逆ウォッチウインドウ

 逆ウォッチ曲線を表示します。<−−ボタンにより一画面の表示日数を変更することが可能です。
 また、平均日数変更ボタンにより、平均期間4種類の逆ウォッチ曲線を切り替えて表示可能です。
 ウインドウサイズを変更することで、拡大、縮小表示が可能です。

D)カギ足チャートウインドウ

 柴田式のカギ足チャートを表示します。
 <−−ボタンにより一画面の表示数を変更することが可能です。また、水平スクロールボタンに
より表示期間を移動できます。ウインドウサイズを変更することで、拡大、縮小表示が可能です。

B.株価チャート(週足)

 週足ベースとなるだけで、操作については日足と同じです。カギ足については、日足・週足とも同じです。
  
C.株価

 A.B)と同じです。

D.ユーザーオプション一覧

 ユーザーオプションに登録済みの銘柄を一覧でチャート表示します。一度に表示する銘柄数は、お使いのマックの画面サイズにあわせて自由に設定可能です。

A)縦、横の表示個数設定ボタン

 一覧表示するチャートの個数を設定します。縦x横が表示個数となります。また、ウィンドウサイズを変更するとチャートの大きさも自動的に変更されます。最近ではワイド画面のiMacやマルチディスプレイの使えるPowerBookなども登場していますので、ご利用のMacの画面サイズにより適当に調整して下さい。

B)ページ変更スライダーボタン

 ユーザーオプションは45銘柄まで登録可能ですが、前記A)で指定された個数により、一画面に表示できない場合は、ページを捲る感覚で次の画面を表示します。例えば、一画面15銘柄の設定をしている場合は、3ページとなります。

C)日足、週足変更ボタン

 一覧表示するチャートの日足表示と週足表示を切り替えます。

D)指標表示ボタン

 個別チャート表示画面と同様に、RCI、RSIなどの指標を各チャートの下に表示します。各銘柄の情報が縦方向にふえますので、行数を少なくした方が見やすくなります。

E)オプション編集ボタン

 一覧表示された銘柄をクリックすると、該当銘柄が選択され、オプション編集ボタンがアクティブとなります。オプション編集ボタンを押すことで、該当銘柄の削除や、登録内容の変更ができます。
 ユーザーオプション編集画面で購入株価を入力しておけば、チャート表示時に利食い可能ライン(目安)が赤の横線で表示されます。可能ラインは、概算値で購入株価の1.04倍です。

F)ユーザーオプション登録済み銘柄のチャート表示

 一覧表示された銘柄をダブルクリックすると、該当銘柄が選択され、該当銘柄のチャートが表示されます。

E.ユーザーオプションへ追加ボタン

 チャート表示中の銘柄をユーザーオプションに追加します。登録可能銘柄数は45銘柄までです。登録時には、オプション編集時と同様の設定画面が表示されます。

6)取引登録メニュー

 株式売買取引の管理に利用します。また、実際に購入せず売買シミュレーションとしても利用できます。

A.買 い

 株式を購入した場合に入力します。
 株価と株数を入力して計算ボタンを押すと、売買手数料、消費税および、清算金額が自動計算されます。(ただし、平成11年10月以前の計算方法で概算計算します)

B.分 割

 保有株式が、株式分割したときに入力します。増資等もこちらをご利用ください。
 無償なら、株数のみを入力します。清算金額は0です。有償なら清算金額が支払額ににるように入力してください。

C.売 り

 株式を売却した場合に入力します。
 株価と株数を入力して概算計算ボタンを押すと、売買手数料、消費税、譲渡税、および、清算金額が動計算されます。(ただし、平成11年10月以前の計算方法で概算計算します)「わらしべV3.76」以降のバージョンでは、有価証券取引税は0で計算されます。
 99年4月以前の取引入力する場合は、手入力してください。

D.配 当

 配当を受け取った場合に入力します。清算金額に受け取り配当額のみ入力します。

E.取引一覧/訂正

 売買取引の訂正を行う場合に使用します。取引の一覧が表示されますので該当取引をダブルクリックすると、変更・削除画面になります。
 また、取引明細を参照したい場合にも利用可能です。

F.集 計

 売買取引を集計して、本日までの累計利益額を計算します。現在の持ち株は、当日の終値で売却したものとして計算します。手数料、税金等は考慮されています。(ただし、平成11年10月以前の計算方法で概算計算します)
 また、現在保有中の銘柄については銘柄ごとに損益額を計算します。保有銘柄の損益額計算は追加売買による取引も考慮されています。

約定日 銘柄 売買区分 株数 残高

状  態
(a)10月10日 アップル

買い

200株

200株

サイクルの開始
(b)10月15日 アップル

買い

100株

300株

|
(c)10月18日 アップル

売り

100株

200株

|
(d)10月19日 アップル

売り

200株

0株

サイクルの終了

<<銘柄別損益クリア(本日までの利益合計には計上されます)>>
(e)11月12日 アップル

買い

100株

100株

次サイクルの開始
(F)11月13日 アップル

買い

100株

200株

|

|

|

 上記の場合、(d)10月19日までは、(a)10月10日より始まったアップル株による売買サイクルの損益を通算します。(d)10月19日の売買で保有株が0になったあとは銘柄別の損益は一端クリアされ、改めて(e)11月12日からのサイクルで損益が累積されます。
 なお、集計結果最終行の本日までの利益は、「わらしべ」に登録されているすべての取引結果の集計が表示されます。(上記の場合は(a)〜全て)
 手数料等の計算は、計算精度の関係上、実際の取引と異なる場合があります。このような場合は、実際の取引額を直接入力してください。

7)移動メニュー

 ショートカットキーを操作することで、チャートブックを眺めるように次々とチャートを表示することが可能です。

A.次の銘柄に移動(コマンド+Z)

 現在表示中の銘柄から次の銘柄を表示します。

B.前の銘柄に移動(コマンド+A)

 現在表示中の銘柄から前の銘柄を表示します。

 移動メニューが有効となるのは、以下の状態でチャートを表示している場合です。

日次分析ファイルを指定し、抽出条件で銘柄抽出を行った場合。
 現在の検索されている銘柄の次(前)の銘柄のチャートが表示されます。
日次分析ファイルを指定し、ベスト20を表示している場合。
 現在のベスト20表示銘柄の次(前)の銘柄のチャートが表示されます。
ユーザーオプション登録銘柄を表示している場合。
マーク銘柄を抽出して表示している場合。
 現在の銘柄の次(前)のマーク銘柄のチャートが表示されます。

8)対象期間メニュー

 チャート表示期間を指定します。対象期間メニューから、300日、600日、全て(2000日)をチェックする事で、チャート表示の対象となる株価データの量を指定できます。当然期間が長くなると、表示に時間がかかりますので、CPUの性能に合わせて選択してください。
 通常300日を選択しておき、過去を見たい場合だけ全てを選ぶことも可能です。

9)ウィンドウメニュー

 チャート表示時に、チャートごとの表示・非表示を選択します。ノートなど解像度が低い機種でも見やすくなります。また、表示するウィンドウを少なくすれば、処理は速くなります。
また、インターネットリンクにチェックを付けることで、チャート表示と同時に該当銘柄の「個別銘柄情報リンク」(下記10)A.)をブラザーに表示します。

10)インターネットリンクメニュー

 「わらしべ」とインターネットをリンクするためのメニューです。

A.個別銘柄情報リンク

 チャートメニューで株価チャートを表示中に、メニューを選択するとインターネット上の各種サイトにある個別銘柄情報のリンクがブラウザーに表示されます。銘柄検索やコード入力をすることなく、企業情報や四季報の情報が参照できます。

B.kabu.comカブボード自動更新

 直接ブラウザーからカブボードを表示することも可能ですが、この場合は、手動で画面の更新を行う必要があります。「わらしべ」のインターネットリンクからカブボードを表示した場合は、1分ごとにカブボードを自動更新しますのでほぼリアルタイムの株価ボードが表示可能です。
(Windows系では結構リアルタイム株価がサポートされているのですがMacではあまりないようですので対応してみました。ただし、カブボードを利用するためには、kabu.com証券に口座を保有する必要があります)

C.取引関連一般リンク

 証券会社やインターネットバンクへのリンクがブラウザーに表示されます。

D.投資関連一般リンク

 株式投資に関する一般的なリンクがブラウザーに表示されます。

E.投資スキルアップリンク

 株式投資の勉強になるサイトや用語辞典などのリンクがブラウザーに表示されます。

F.わらしべ関連リンク

 「わらしべ」に関するリンクがブラウザーに表示されます。オンラインマニュアルや即席版株価データのダウンロードページなどにリンクしています。

G.Yahoo!Financeの銘柄登録

 ブラウザーやiModeで登録銘柄の情報を一覧表示することができます。しかし、銘柄の登録は、銘柄コードと市場コードを入力する必要があり銘柄数が増えてくるとメンテナンスに手間がかかります。そこで、「わらしべ」のユーザーオプションに登録している銘柄を一括登録するためのサポート機能をインターネットリンクに追加しました。
 使い方については、インターネットリンクの「Yahoo!Finance銘柄登録」をご覧ください。外出先でもパソコンやiModeで簡単に株価の動きが照会できます。

 なお、インターネットリンクメニューの項目は、「ILink(雛形).html」ファイルの内容でダイナミックに変化します。今後は「ILink(雛形).html」ファイルのみのバージョンアップも行っていきますので、メニュー項目や内容はその都度レベルアップしていきます。
 また、「ILink(雛形).html」をSimpleText等で修正することで、オリジナルのリンクに変更することも可能です。(インターネットへの接続には、通信料・プロバイダ料などが別途必要です)