逆ウォッチ曲線


 逆ウォッチ曲線は、株価が出来高をともなって上昇し、 やがて出来高の減少とともに下降を始めるという性質を、うまく表現したグ ラフです。

 グラフの作り方は、株価と出来高の25日移動平均値を計算し、上図の様に 横軸に出来高、縦軸に株価を表すX−Yグラフを毎日プロットし、その線を結 んだものです。株価・出来高の動きを上記の(1)−(8)で説明すると、

(1)出来高が増加し、株価が底をついた状態(陽転信号)
(2)出来高をともなって、株価が上昇中(買い信号)
(3)出来高の増加は止まるが、株価は依然上昇中(買い継続)
(4)出来高が減少に転じて、株価が依然上昇中(新規買いは見送り)
(5)出来高が減少し、株価も頭打ち(警戒信号、絶好の売場という説もある)
(6)出来高が減少し、株価も下降中(売り信号)
(7)出来高減少は止まるが、株価は依然下降中(売り継続)
(8)株価がさらに下降し続けても、出来高が増加し始めれば次のサイクルへの前兆(売り見送り)

という左回り(時計と逆方向に回転するので逆ウォッチという)のグラフになり ます。通常平均日数に25日を使うようです。
 株価、および、出来高の移動平均線の波を2次元で同時に表現したところが、 このグラフのポイントです。


わらしべの株価チャートに表示されています。

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